XRP(XRP)は1.40ドルで取引されており、前日比1.71%安となっている。1.57ドル~1.59ドルの狭い供給の壁が、2月の損失回復を阻んでいる。
現在、3つのオンチェーン指標が同じ方向を示している。ネットワークの過大評価が進行し、取引活動が減少し、10億ドル規模のコストベース・クラスターが直上に位置している。
ネットワーク価値対取引量比率(NVT)は、3月24日までの7日移動平均ベースでXRPで急上昇した。この指標が200に到達したのは、2025年12月以降で今回が3回目となる。
過去2回の200超えの急上昇はいずれも価格調整と重なった。12月のスパイクでは220付近まで上昇した後、価格が急落した。1月の220へのスパイクも2月の最安値に先行した。今回の202への上昇は、価格が1.41ドル付近で推移し、3月16日の1.54ドルの高値を大きく下回る中で進行している。
トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:さらに詳細なインサイトをご希望の場合は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日お届けするニュースレターにご登録ください。こちら。
NVTが高いとは、ネットワークの時価総額がオンチェーン取引量より速く成長している状態を意味する。要するに、トークン価格が本来のネットワーク利用状況を上回っているということ。シグナルが中立に転じるには、価格の下落か、取引量の大幅な増加が必要となる。
NVTが高止まりしている一方で、Santimentのオンチェーン取引データによれば、3月15~16日のピーク以降、日次取引活動が急減している。合計日次オンチェーン取引量(利益・損失両方を含む)は、3月15日時点で3億9000万XRPを超えたが、3月24日には約7000万まで激減した。
3月24日時点で利益側の取引量は約5480万XRP、損失側は1558万XRPとなっている。利益対損失比率は依然として利益側が優勢だが、絶対量が少なく、本格的な蓄積の兆候ではない。利益側が優勢で取引量が大きければ、強気なサインとなる。
今回のデータが示すのは、市場参加者の熱意ではなく、むしろ関心の低下である。
この活動減少とNVT上昇が組み合わさることで、価格は持ちこたえているものの、ネットワーク参加は後退している状況がより鮮明になる。
日足チャートを見ると、XRPは フィボナッチ0.382水準の1.33ドルと0.618水準の1.46ドルの間に位置している。1.42ドルのEMAは現在価格の直上にあり、下向きにカールしながら動的なレジスタンスとして機能している。
Glassnodeのコストベース分布ヒートマップによれば、最も重要な障壁は1.57ドル~1.59ドルに集中する暖色の濃密な供給帯(10億XRP相当)である。これらの保有者はその価格帯でトークンを取得しており、現在は含み損状態。価格がこのゾーンへ接近するにつれ、損益分岐点での売り圧力が強まる。
フィボナッチ0.786水準の1.55ドルは、この供給クラスターの下端と直接重なる。この水準を日足で上抜けしEMAも突破すれば、供給の壁との攻防が始まる。十分な取引量がなければ、上値の供給を吸収できず回復はそこで頭打ちになる可能性が高い。
同時に、1.33ドルのフィボナッチ0.382が下値サポートラインとなる。このサポートを割り込めば、XRP価格は1.25ドルのサポートまで下落するリスクもある。
もし上値供給が吸収されれば、XRPは1.55ドルをサポートとして確保し、2月高値の1.67ドルレジスタンスを目指せる。到達すれば弱気な見方は否定され、2月の損失を回復する可能性がある。

