暗号資産(仮想通貨)インフルエンサーであるEriconomic氏は27日、分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドの独自トークン「HYPE」を分析した記事を公開した。同氏によると、過去2ヶ月間におけるHYPE価格の下落は、 […]暗号資産(仮想通貨)インフルエンサーであるEriconomic氏は27日、分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドの独自トークン「HYPE」を分析した記事を公開した。同氏によると、過去2ヶ月間におけるHYPE価格の下落は、 […]

ハイパーリキッドHYPE、下落3要因が消失──構造的売り圧は解消

暗号資産(仮想通貨)インフルエンサーであるEriconomic氏は27日、分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドの独自トークン「HYPEHYPEHYPE」を分析した記事を公開した。同氏によると、過去2ヶ月間におけるHYPE価格の下落は、市場環境ではなく3つの売り圧力が重なった結果だという。

大口売り手はほぼ消失、下落の構造的要因はもはや存在しないと指摘

Ericonomic氏はまず、チーム保有トークンのアンロックが市場で誤解されていた点を挙げた。毎月約992万HYPEがアンロックされるものの、実際に市場で売却されたのは全体の約7〜10%程度に過ぎなかったという。

多くの市場参加者が、月間約2億ドル(約300億円)規模の継続的な売り圧力が存在すると想定されていたが、実態とは乖離しており、アンロック供給に対する認識と現実の間に大きな差があったと説明している。

次に、過剰なレバレッジポジションの解消が下落を加速させたと分析している。Ericonomic氏は、昨年の第4四半期にロングポジションが過度に積み上がり、複数の取引所で数百万ドル規模の清算が発生したと強調。その一方、現在はこうした清算圧力が大幅に低下し、レバレッジ取引に起因する下方圧力はほぼ消失したとしている。

大口売却を警戒した市場参加者の行動、HYPE価格形成に大きく影響

一方で、HYPEの価格形成に最も大きな影響を与えたのは、実際の売却量そのものではなく、「大口売却を警戒した市場参加者の行動」だったと同氏は指摘する。

同氏は、匿名化ミキサーであるトルネードキャッシュを通じて資金提供された16のウォレットが、合計約440万HYPEを保有していたことを共有。これらのウォレットが1月初旬からほぼ毎日1つずつステーキングを解除し、その直後にTWAP(一定時間に分割して売買する執行手法)で機械的な売却を行っていたという。この予測可能な大規模売却を受け、多くの市場参加者が先回りして売却やショート、買い控えに動いたと説明している。

しかし、こうした売却がマーケットメーカーであるウィンターミュートによって即座に吸収されたと同氏は指摘。同プロトコルが購入したHYPEを暗号資産取引所バイビットへ送金し、その後はバイビット上で匿名の買い手にHYPEが売却されるといった流れが繰り返されていたという。

この裁定取引を通じ、直近30日間だけで約7,000万ドル(約100億円)相当のHYPEが移動し、大規模な供給が市場に吸収されたことをEriconomic氏は記事内で示している。

Ericonomic氏は、現在では主要な大口売り手はほぼ市場から姿を消し、ハイパーリキッドのパーペチュアル市場シェアや出来高、アシスタンスファンドによる買いが継続している点を指摘した。その上で、価格上昇を保証するものではないとしつつも、HYPEが下落した構造的要因はもはや存在しないとの見解を示している。

関連:ハイパーリキッド、10億ドル規模のHYPEバーンを実行──流通量の11%を永久除外
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.6円)

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