高性能なパーツを搭載し、快適な動作環境を実現してくれるゲーミングPC。FPSやMMORPGなど、処理の重いゲームもサクサク動かせるのが魅力です。最近では、はじめてゲーミングPCを購入する初心者向けのモデルも増えており、セール時期にお得に手に入れたい人も多いのではないでしょうか。しかし、「どのメーカーが信頼できる?」「スペックはどの程度必要?」など、選ぶ際に迷うポイントも多く、気になることが多いですよね。
今回は、各BTOパソコンメーカーの人気のゲーミングPC62商品をリサーチし、8つのポイントから比較して徹底検証。おすすめのゲーミングPCをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなゲーミングPCは「5年先のゲームでも最高画質でサクサクプレイできるほどのスペックで、接続端子が多くサポートも豊富なPC」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなゲーミングPCを「5年先のゲームでも最高画質でサクサクプレイできるほどのスペックで、接続端子が多くサポートも豊富なPC」と定義。ベストなゲーミングPCを探すために、各BTOパソコンメーカーの人気のゲーミングPC62商品をリサーチし、以下の8個のポイントで徹底検証しました。検証①:ゲームグラフィックの描画性能の高さ検証②:PCの処理性能の高さ検証③:ストレージ性能の高さ検証④:メモリ性能の高さ検証⑤:接続端子の豊富さ検証⑥:カスタムできる幅の広さ検証⑦:サポート体制の豊富さ
おすすめスコア:4.8(2025/12/22時点)
最安価格:336,800円(2025/12/22時点)
高負荷作業も快適にこなす高性能ゲーミングPC
インバーズネットのゲーミングPC「フロンティア FRGHLB860/SG3」は、ハイエンド志向のユーザーに向けた高性能モデル。描画性能から処理速度、拡張性まで総合的に優れた構成が特徴で、負荷の高い用途にも対応できる仕上がりです。「GeForce RTX 5070 Ti」と「Core Ultra 7 プロセッサー 265F」を搭載し、負荷の大きいAAAタイトルや動画編集などの作業も快適にこなせる性能といえます。最新規格DDR5・32GBメモリと高速なNVMe Gen4 SSD(2TB)により、大容量データや複数アプリの同時利用にも余裕を持って同時に利用できるでしょう。接続端子はUSB Type-A・Type-CのほかDisplayPortを3基備え、多数の周辺機器や複数モニターの接続に対応可能です。ストレージやメモリ、冷却方式などのカスタマイズも行え、用途や好みに合わせた最適な構成に仕上げられます。高画質ゲーミングや負荷の高いクリエイティブ作業を快適に行いたい人に適した1台。基本性能に妥協せず、長期的に活用できるハイスペック環境を求める場合におすすめです。
おすすめスコア:4.77(2025/12/22時点)
最安価格:282,810円(2025/12/22時点)
CPUの性能を重視する人に。高画質なゲームプレイは難しい
中国・北京発のIT大手ブランドレノボの「LEGION Tower 5 30IAS10」は、Core Ultra 7 265KFとRTX 4060 8GBを搭載し、比較的手頃な値段帯で販売されています。Core Ultra 7 プロセッサー 265KF搭載で、処理性能が非常に高い結果に。また、メモリもDDR5・32GBと高性能で、重たいマルチタスクや最新ゲームプレイに適しているでしょう。ストレージは1TB・ヒートシンク付きで高速性と放熱性に優れており、ゲームのロードが快適に行える性能です。グラフィックボードはRTX 4060と最新ゲームを最高画質でプレイするには力不足な結果に。HDDの増設不可、水冷クーラーの選択不可などカスタマイズ性も高くありません。CPUの性能を重視するなら選択肢になりますが、最新ゲームの高画質プレイを望む人、将来の拡張性や豊富な接続性を求める人には、ほかモデルも検討することをおすすめします。
おすすめスコア:4.76(2025/12/22時点)
最安価格:329,800円(2025/12/22時点)
描写も処理も素早くこなすハイスペックゲーミングPC
マウスコンピューターが展開するゲーミングブランド「NEXTGEAR HD-A7G7T(ホワイト) HDA7G7TW8AFDW101DEC」はホワイトカラーの筐体が特徴で、シンプルながらも高性能な設計が魅力の1台。国内生産による品質管理が徹底されており、ゲーマー向けに設計された安定性の高さもポイントです。グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GBを採用し、高画質設定の最新ゲームも滑らかに動作しました。描画処理の安定性が高く、映像の細部まで美しく表現できる点が魅力です。さらに、CPUにはRyzen7 9700Xを搭載しており、ゲーム起動や複数アプリの同時処理もスムーズでした。メモリはDDR5の32GB構成で、重めのタイトルや配信環境にも余裕をもたせています。ストレージは1TBのNVMe SSDを搭載し、高速なデータ転送を実現しました。PCIe Gen4対応により、ゲームのロード時間も短縮。接続端子もType-AやDisplayPortを中心に豊富で、周辺機器を多く使う構成にも対応しています。グラフィック性能とメモリ性能を重視するハイエンド志向のゲーマーに向き。最新タイトルを高画質設定で楽しみたい人や、動画編集などクリエイティブ用途も兼ねたい人におすすめのモデルです。
おすすめスコア:4.75(2025/12/22時点)
最安価格:329,800円(2025/12/22時点)
高画質で快適にゲームプレイが可能。構成の自由度も良好
パソコン工房が展開する「iiyama ミニタワーゲーミングPC LEVEL ILeDEs-M88M-A265F-UK1XB」は、LEVEL∞シリーズに属する上位寄りのミドル〜ハイレンジモデルです。カスタマイズ性やスペックのバランスに優れており、ゲーミング用途はもちろん、クリエイティブな作業も視野に入る構成といえます。グラフィックボードにはGeForce RTX 5070 Ti 16GBを採用し、高画質設定でも滑らかにプレイできる描画性能が魅力です。CPUはCore Ultra 7 プロセッサー 265Fで、動画編集やマルチタスクにも余裕をもって対応できる処理性能を備えています。さらに、DDR5メモリを32GB搭載し、構成・規格ともにハイエンド仕様です。ストレージも1TBのNVMe SSDを採用し、転送速度面でも安心感があります。接続端子はType-Aが9つと豊富である一方で、Type-Cは1つのみとやや物足りない構成です。GPUの変更ができないなど一部制限はあるものの、SSDやメモリ、冷却方式などのカスタマイズには柔軟に対応しています。サポート面については受付体制や保証内容にやや制限があり、サポート重視の人にはやや不向きです。ハイスペックな構成とある程度のカスタマイズ性を両立させたい人に向いている1台。最新ゲームを快適に楽しみつつ、PC環境を自分好みに整えたい中〜上級者にも適しています。
おすすめスコア:4.74(2025/12/22時点)
最安価格:319,800円(2025/12/22時点)
メモリ・ストレージが優秀。カスタマイズの幅は狭い
米国カリフォルニア州に本社を置く日本HPが展開する「OMEN 35L Gaming Desktop パフォーマンスモデルv2 GT16-0041jp」は、ゲーミングPC「OMEN」シリーズの中・上位モデルに位置するタワー型デスクトップPC。搭載されるRTX 5070とCore Ultra 7 265Fを核としており、高画質でゲームを楽しみたい人に適した構成です。グラフィックボードはRTX 5070で描写性能が非常に高く、最新ゲームも高画質設定で快適にプレイできるといえます。また、CPUはCore Ultra 7 265Fと処理能力が高く、動画編集などの高負荷な作業もサクサクできるでしょう。メモリはDDR5の32GB搭載かつ、ストレージは2TBSSDであるため、マルチタスクやゲームのダウンロードにも余裕があります。ただ、SSD・HDD・メモリの増設はできず、水冷への変更もできません。自分好みにPCをカスタマイズしたい人には向かないでしょう。パーツにこだわりはなく、高画質でのゲームプレイと安定した処理性能を重視するユーザーにおすすめです。
おすすめスコア:4.74(2025/12/22時点)
最安価格:319,980円(2025/12/22時点)
ゲームも仕事も快適。高性能PCで滑らかな体験を
「GALLERIA XPC7M-R57T-GD」は、ドスパラが展開するハイスペックゲーミングPCです。ゲームや映像編集・3D制作も快適に行える設計で、リアルで没入感あるグラフィックを謳っています。メンテナンスしやすいクイックケアシステムを搭載しているほか、前世代より冷却性能もアップさせた構成。Bluetoothや無線LANには非対応で有線接続が必要です。グラフィックボードにはGeForce RTX 5070 Ti 16GBを搭載し、実際にベンチマークスコアを測定すると、高負荷なゲームも滑らかでサクサクプレイできる高い性能を発揮しました。CPUはCore Ultra 7とPCの処理性能も申し分なく、複数アプリケーションの同時起動や、動画編集などの重い作業時も快適に動作します。ストレージ性能も高く、容量1TBのSSDで超高速通信プロトコル形式のNVMeに対応。大容量データをスピーディに読み書きでき、ゲーム・アプリケーションのインストールや起動も素早く行えるでしょう。メモリは16GB・新規格DDR5なうえ、デュアルチャネルで高速パフォーマンスが期待できる性能です。豊富なUSBポートと拡張スロットを備え、さまざまな周辺機器を同時接続できるのも魅力。ストレージやメモリの増設、冷却方式の選択など、将来的なアップグレードにも対応しやすいといえます。サポート体制も整っており、延長保証期間が5年と長いのもポイント。ゲームもクリエイティブ作業も美しい映像で快適に行いたい人におすすめのモデルです。
おすすめスコア:4.74(2025/12/22時点)
最安価格:349,800円(2025/12/22時点)
ゲームグラフィックと処理性能が魅力。カスタマイズ性は控えめ
NEXTGEARシリーズはマウスコンピューターの高性能ゲーミングPCブランドで、ミニタワー型のコンパクトなデザインが特徴。「 JGA7G7TB6BFDW102DEC」は、CPUにAMD Ryzen 7 9800X3Dを、GPUにNVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GBを備えたモデルで、Windows11がプリインストールされています。水冷式CPUクーラーで冷却性能も追求した設計です。実際にGPUのベンチマークスコアを計測したところ、比較した商品内でも高い数値を記録。高負荷なゲームも高画質で滑らかな映像を楽しめる性能です。CPUのスコアも高数値をマークし、複数アプリケーションの同時起動や動画編集などの重い作業もスムーズに行えるでしょう。メモリは16GB・DDR5対応かつデュアルチャネル仕様で、重たい作業もスピーディに処理できる性能です。ストレージは超高速なNVMe規格のSSDで、容量も1TBと大型タイトルを複数入れても十分。接続端子も普段使いには十分な数がそろっていました。3年間の保証と24時間サポートが付属し、サポート体制も非常に優秀です。一方で、カスタマイズの幅が限られているのは惜しいところ。CPU・GPUの変更はできず、PCケースの選択や光学式ドライブ・カードリーダーの増設にも非対応でした。カスタマイズの自由度を重視する人には向きませんが、ゲーム配信やマルチタスク作業を日常的に行う人、グラフィック性能を重視するゲーマーにおすすめです。
おすすめスコア:4.72(2025/12/22時点)
最安価格:274,980円(2025/12/22時点)
最新ゲームも高画質で快適にプレイ可能。CPUの性能が魅力
「GALLERIA XA7C-R57」は、最新のグラフィックボードを搭載しつつも、カスタマイズ性豊富な中位モデルとして展開されています。CPUの性能がとても高い点が魅力で、ほかのメーカーと比べても手に取りやすい価格帯で販売されています。メモリはDDR5規格・32GBと高性能でスロットの拡張性も高く高評価。CPUは「Core Ultra 7 265F」を搭載しており、高負荷なゲームプレイやマルチタスク用途でも安定した動作に期待できます。また、グラフィックボードは「GeForce RTX 5070 12GB」を搭載しており、最新ゲームのグラフィックも高リフレッシュレートで快適に楽しめる水準といえます。初心者セットの選択肢が豊富で、240Hz対応モニターや軽量マウスなど、周辺機器を同時に揃えたいユーザーにもおすすめ。また、ストレージにはGen4対応NVMe SSDを搭載しており、転送速度や応答性にも優れていました。カスタマイズ項目も豊富で、カラーや冷却方式の変更に対応していますよ。さまざまなゲームを最高グラフィックでプレイしたい中級者ゲーマーや、メモリ性能を活かした作業を行うクリエイターにおすすめのゲーミングPCです。
おすすめスコア:4.7(2025/12/22時点)
最安価格:314,800円(2025/12/22時点)
高画質ゲームも配信も快適。GPUと水冷式を重視する人に
フロンティアが展開する「FRGHLB760/SG2」は、ゲーミングPCのなかでもグラフィック性能を重視したモデルで、シリーズ内では上位に位置付けられます。特に高解像度の映像でゲームを快適に楽しみたい人向けに設計されており、冷却方式が水冷式であるのもうれしいポイントです。ゲームグラフィック性能は非常に高く、重たい描画処理が必要なタイトルでも快適にプレイできる水準でした。32GBの大容量メモリを搭載しており、複数アプリを並行して動かすような配信やマルチタスク環境でも動作が安定するでしょう。また、240Hzモニターや4K出力にも対応したモニターをカスタムとして購入できるため、ゲーム環境を一括で整えたい人にとっても使い勝手の良いモデルです。CPUの処理性能はGPU性能に比べると低いものの、ゲームのプレイには十分な性能といえます。NVMe Gen4対応のSSD搭載ですが、SSDの拡張スロットに空きがないため、将来的に増設を考えている人には不向きです。加えて、サポート体制は基本的な内容にとどまり、送料や保証条件に制限があるため、サポート重視の人には注意が必要です。快適な描画性能と大容量メモリを備え、ゲームも配信もまとめてこなしたい人におすすめの1台です。
おすすめスコア:4.68(2025/12/22時点)
最安価格:329,800円(2025/12/22時点)
重いゲームも快適!メモリと描画に優れた構成
フロンティアが展開する「FRGPLB860MW」は、上位構成に位置づけられるハイスペック寄りのゲーミングPCです。グラフィックボードには「AMD Radeon RX 9070 XT 【ホワイト】 16GB」、CPUには「Core Ultra 7 プロセッサー 265F」を搭載し、重めのゲームや動画編集用途にも対応できる構成です。本体が白くライティングがきれいであるため、おしゃれなゲーミングPCを探している人にもおすすめです。メモリ性能において特に高い評価を得ており、DDR5×32GBの構成で重めのゲームやマルチタスクにも対応できるスペックでした。ストレージは2TBの大容量でNVMe Gen4に対応しており、読み書きのスピードや容量面での不安は少ない仕様です。CPU・グラフィックボードともに高性能で、最新ゲームも最高設定で快適にプレイできるでしょう。一方で、接続端子はUSB Type-Cが1つで、SDカードスロットが非搭載であり、周辺機器との接続にはやや不安が残りました。また、初期保証が1年にとどまっており、充実した保証を求める人は延長を検討しましょう。高解像度ゲーミングを快適に楽しみたい人や、メモリ・ストレージ性能を重視するユーザーには、強くおすすめできる1台です。
監修者:どちゃく!(@Dochaku_S)(元プロゲーマー/ゲーム・eスポーツ講師)
ガイド:八幡康平(元ガジェットメーカー営業/マイベスト 家電・カーバイク用品担当)
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